既婚者好きになってしまった女子の話。恋愛結婚とは言うものの、パートナーとの恋愛が結婚にゴールするには離婚と再婚がともないます。また、不倫や浮気だと言われても仕方の無い恋愛事情ですから相談する相手もなくデートも隠れながらの日々でした。そんな私が彼と結婚するまでのの顛末。
スポンサーリンク

彼氏との上手な別れ方は最初から別れる意思を言い尽くすのが良い

社会人一年生の私、まだ大学生の彼氏。私は会社の妻子ある既婚者を好きになってしまった。その一方で、彼氏は学内の後輩女子にうつつを抜かしている…こんな状態、どこかでリセットしなければなりませんよね。

私は彼氏と別れる決意をしました。


待ち合わせの時間に約束の場所へ到着すると、彼はスマホをいじりながらうつむいていました。そうして近くの喫茶店に入りました。

一呼吸置いてから、私の出した結論とくつがえされることのない強い意志を切り出しました。

段々と別れの話に流れていくのではなく、最初っから「別れること」をズバリ言い尽くす方法は、昨日のうちに考えていた〝彼氏との上手な別れ方〟でした。

自分の意思が、会話の流れの中で感情や思い出話に目の前の相手の表情などによって変えられてしまうことを嫌ったからです。別れ話のつもりが、結局最後には言い出せずに終わってしまった…そんな時間を費やしたくはない。これでは別れたいと思っても、話が次回に持ち越したり、自分の気持ちが揺れてしまったり・・・疲れるばかりです。彼氏と別れるという結果しか求めていないのに、交際中の思い出やひょっとしたら気持ちが変わるかも?的な駆け引きなんて無用です。上手な別れ方とは、気持がぶれてしまわぬようにハッキリとした態度を最初っから相手にぶつけることだと思います。

だから今日の別れ話は、最初にバーンと〝別れたいこと〟を言い尽くす。
それが私にとっての上手な別れ方。


「学生時代楽しく過ごせたのはあなたのおかげだと思ってるよ。結構、引っ込み思案な私にたくさん友達ができたのも、みんなでにぎやかに騒ぐ楽しさを教えてくれたのもあなたのおかげだよ。ありがとう。もうこれで終わりにしようね」
直後…彼は面喰ったような顔をしていました。

学内の後輩女子との浮気について、怒り心頭の私が責め立てる想像でもしていたんでしょうか? 私が、彼を責めることを飛ばして「別れましょう」と最終結論を持ち出したので慌てていた様子は明らかでした。

彼は浮気した自分の非を認め、私とやり直したい気持ちがあるようでした。もう一度チャンスが欲しい、とそんな言い方もしていました。その一方で、淡々と別れ話を進める私には目の前の彼がチャンスをどうのこうのと訴える姿から伝わってくるものなんて何もありませんでした。

それよりも、浮気のことを彼から謝罪されることなんて望まなかったのです。

なぜなら、私が片思いしている職場の上司は妻子ある男性。もし、私が直哉さんと何かあるとしたら……? それだって完全な浮気ですからね。

だから、そのときの席で彼から浮気の件で謝られるのは私には後ろめたいことでもあり、複雑な気持ちになる状況だったのです。

それに……
その話の最中にもテーブルの上に置かれたスマホがさっきからブルブル震えています。
浮気相手からのメールがしょっちゅう飛んでくるのでしょう。こればっかりには、さすがの私もあきれてしまいます。

「ありがとう。じゃあね」
これが最後の言葉でした。交際が始まった頃はどんなときも私をリードしてくれているような男性だった彼。別れの時は真逆の関係性で、その日の彼の様子は、つきあい始めたばかりのモジモジした私のようでした。

別れ話って、別れたい側が主導で話を進めなきゃならないと思います。でなければ、もしも相手が別れたくないと言ってきた場合に結論がぼやけてしまいます。別れ話を切り出したものの、会話の主導権を相手が握ってしまえば結論を操作的に遠ざけたり、他の選択肢を提案されたり・・・とにかく面倒なことになります。上手な別れ方って人それぞれだと思いますが、ポイントは「最初からズバリ別れを切り出す」ことだと思いました。
スポンサーリンク

(ノ≧ڡ≦)アクセスの多いPage